「知」「情」「体」の三位一体の総合教育
当園では「知」「情」「体」の三つの活動を中心に教育・保育に取り組んでいます。
幅広い活動を継続的、総合的に展開することで、偏りのない幼児の全人発達を目指す独自の教育実践でもあります。
教室で毎朝行われる学年共通の日課活動。みんなで姿勢を正し、穏やかな時間をもつことで、気持ちよく一日をスタートさせています。
浄土宗の宗歌「月かげ」に始まり、フラッシュカードや詩集、音読など、独自の活動が快活なテンポで次々と繰り出されます。
毎日の日課で育まれた人間力を基盤に、子どもたちの知的な興味・関心は高まるばかりです。
具体的な活動内容は、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」です。
幼児が主体的に打ち込む環境づくりに努めています。
音読・暗踊、フラッシュカード、百人一首・論語、読み聞かせ
フラッシュカード
かるたとり
音読の様子
造形の時間には、積み木をふんだんに使って、家庭ではなかなか体験できないダイナミックで高度な活動を展開します。魅力ある発見活動と表現活動が子どもたちの創造意欲をかき立てます。
人間が幼い時から持っている創造欲求を満たす環境をつくれば、1時間でも2時間でも子どもは活動に集中します。
仲間との協調性も、モノを大切に扱う心も、自発性も、注意力も、創造力も、自然に育っていきます。
具体的な活動内容は、「リズム」、「音楽活動」などです。
幼児期のリズム・音楽活動は音感や芸術的感性をはぐくむだけでなく、心身の躍動を促し、仲間とコミュニケートする感覚を自然に培う、社会性の伸長に欠かせない活動です。
音楽日課(発声・リズム打ちなど)、音楽専科、和太鼓、合奏、合唱、絵画造形、積み木遊び
積み木遊び
生活発表会 全員合唱
一日のはじまりは、園庭で行われる体育ローテーション。朝の日差しを浴びてマットに跳び箱、平均台に挑む子どもたち。みんなのからだが躍り、息が弾みます。当園では毎日の生活の積み重ねを大切にしています。クラスの仲間や先生とともに、規制正しく、リズムとテンポとくりかえしを毎日実施しています。多岐にわたる運動を体験しながら、心身ともにたくましい人間力を養います。
具体的な活動内容は、「体育的活動」、「食育」などです。
体育日課など体育的活動から、完全給食の食育に及ぶまで、幼児のからだづくりを教育の基本においています。
体育ローテーション(跳び箱・平均台・鉄棒・トランポリン・その他)、スイミング、体育専科、サーキット、クライミングウォール、完全給食・おやつ
クライミングウォール
サーキットの様子
体育ローテーション
やさしい子どもに育てるには、「命を育てながら育つ」ということが大切です。
いちご、じゃがいも、たまねぎ、すいか、グリーンピース、さつまいも、トマト、大根などを園児たちの手で育てています。
秋に集めた落葉から腐葉土を作り、土作りから始め、雑草抜き、水やりなどの活動を通して、収穫の喜びを味わっています。
当園は都市部にありながら、四季の変化を身近に感じ取れる豊かな自然環境に恵まれています。
園内に広がる「高蔵農園」では、野菜や果物を育てながら土や草花に日々ふれることで、子どもたちは生命の尊さを学び、慈しむ心を育みます。
また、田植えに始まる米作りでは、稲の成長を見守り、ご飯になって食べるまでのすべての工程にかかわる中で、育むことの大切さ、自然の恵み・食べ物への感謝の気持ちを身につけていきます。
農園で収穫した野菜や果物を使った栄養満点の給食 名古屋市の献立に加えて、当農園で収穫した季節の野菜や果物もメニューに加わります。煮物・和え物・デザートに調理され、育ち盛りの子どもたちに必要な鉄分・カルシウム・ビタミンなど栄養補給に役立てています。自分たちで育てた野菜を口にすることで好き嫌いをなくし、食への関心を深めます。